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求人票は「求職者が応募をするか決める重要な情報」
求人票は、求職者がその会社に応募するか否かを決める際の重要な情報です。必要最低限の項目を埋めるだけでは、応募を増やすことは難しく、書き方を工夫する必要があります。そこで今回は、どのような求人票を作れば応募増につながるのか、そのポイントをご紹介していきます。ぜひご参考にしてください。
求人票に必ず記載しなければならない項目と注意事項
まず、求人票には必ず記載しなければならない項目がありますので、基本情報は必ず押さえておきましょう。募集過程で労働条件が変更になった場合は、速やかに求職者に知らせることも必要です。
〈求人票に記載しなければならない基本項目〉
- 業務の内容
- 契約の期間
- 就業の場所
- 就業時間・休憩時間・時間外労働有無・休日
- 賃金
- 健康保険、厚生年金保険、労災保険および雇用保険の適用の有無
〈求人票に記載してはいけない内容〉
性別や年齢を限定する記載がこれに該当します。男女雇用機会均等法、雇用対策法において定められていることで、記載した場合には求人をかけることができません。
求人票を書き換える際のポイント
求人票は、書き方の工夫ひとつで応募数が変わってきます。当社のお客様でも求人票を改善したことで、「競争が激しい職種だけど、応募数が2倍以上に増えた」「会社の知名度が低いので諦めていたけれど応募が月10件程度来るようになった」などのお話をお伺いします。求人票のルールを遵守しながら、求職者が応募したくなる魅力的な求人票を作成していきましょう。
求職者が求人票において重視している主なポイントは、
「仕事内容を具体的にイメージできるか」「どのような人を求めているのか」「その会社で働く魅力は何か」です。
応募が増える求人票の書き方 ポイント1.仕事内容
入社後実際に携わることになる仕事の内容を求職者がイメージできるように、具体的に記載しましょう。
情報を詳しく具体的に記載することで、他社との違いも求職者に理解してもらえて、より「求める人物像」に近い求職者から応募してもらいやすくなります。職種名については、社内でしか通用しない専門用語はできるだけ控え、求職者に伝わる分かりやすい名称に書き換えてください。
【仕事内容の書き方】
- NG例:不動産会社の営業
- OK例:
不動産会社の営業部門にて、新規開拓を担当していただきます。チームメンバーは5名体制になっており、中途入社のメンバーが多いです。主に〇〇エリアをお任せします。既存顧客リストや新規で獲得してきたリスト(別部署調達)からアプローチ先を決めて、営業を行っていただきます。最初の1ヵ月は先輩営業に同行して、仕事の一連の流れを覚えていただきます。
応募が増える求人票の書き方 ポイント2.求める人物像
求める人物像とはつまり、「どのような人物が適しているのか」「その仕事内容は、どのようなスキルが必要なのか」のことです。「コミュニケーションがとれる方」など抽象的な言葉で漠然と書いてしまうのではなく、具体的に「こんな行動が出来る人」「こういう気持ちで働ける人」等を書くと良いでしょう。
また、社内で実際に「求める人物像」に近い人がいれば、その方の特徴などを記載していくことをおすすめします。
【求める人物像の書き方/どのような人物が望ましいか(人柄、性格、行動)】
- NG例:元気で明るい方・細やかな作業が得意な方
- OK例:
・部内のメンバーと相談しながら業務を進めて頂くため、コミュニケーションを取るのが好きな方
・書類の整理や内容についての確認作業を行って頂くため、責任感を持って誠実な仕事ができる方
【求める人物像の書き方/どのようなスキル、経験が必要か(資格、能力、経験)】
- NG例:PC操作経験
- OK例:
エクセル(数値入力のみ)の操作経験のある方
応募が増える求人票の書き方 ポイント3.自社の魅力・アピールポイント
求人票を書く際に、「競合他社との差別化や優位性のポイントを記載することが難しい」という課題をお持ちの方は、とても多いと思います。給与や福利厚生は簡単には変えられないかもしれませんが、働く環境や仲間、仕事のやりがいや教育制度やフォロー体制など、自分たちの中では「当たり前」と思っていた部分も求職者にとっては魅力ポイントになる可能性があります。改めて自社の魅力とは何か?考えてみましょう。
昨今の求職者の仕事選びの基準は非常に多様化していますので、求職者によって「魅力」と感じるポイントは様々です。在宅で仕事をしたい方にとっては、「完全在宅勤務可」であることが魅力になりますし、育児をしながら働きたい方には、「子どもを保育園に送ったあとの時差出勤もOK」という部分が魅力になります。また、キャリアパス軸で選んでいる方には、「働く社員の方々の経歴や教育・研修制度」がアピールポイントになります。社内で活躍しているメンバーに自社を選んだ理由や入社後に良いと感じた部分をヒアリングして、求人票に反映するのもおすすめです。
応募が増える求人票の書き方 ポイント4.求人タイトル
数ある求人の中で、求人票の要となるのは「求人タイトル」です。ひと目で仕事内容がわかり、魅力となるポイントが書かれているのが理想です。社内用語等の一般的にわかりづらいものは避け、求職者が仕事内容を具体的にイメージできるように「どこで」「何をするのか」を具体的に記載しましょう。
【求人タイトルの書き方】
- NG例:コミュニティスタッフ
- OK例:綺麗な店舗で働けるカフェのオープニングスタッフ/〇〇店
ウィズコロナの今だから押さえたいポイント
求職者の中には、勤務先が新型コロナ対策をしっかりしているのか?安心して働ける環境か?気にする方もいらっしゃいます。自社で行っている取り組みを積極的に発信していきましょう。
【発信例】
- マスク着用徹底/マスクの支給あり
- アルコール消毒液の設置
- オフィス内での座席間隔確保、定期的な換気、除菌スプレーや加湿器の完備
- 原則、オンラインでの商談実施
- 交代制で週2日出社、その他在宅勤務/在宅勤務手当あり
応募を増やすには、複数の媒体への掲載がカギ
「求人票を工夫しているけれども、なかなか応募が集まらない…」「もっと応募を集める方法が知りたい」という方は、複数の求人メディアに情報を掲載することをおすすめします。iRecで採用サイトを作るとIndeed・Googleしごと検索・求人ボックス・スタンバイといった大手求人検索サービスに求人情報が自動連携しますので、たくさんの求職者の目に触れ、より手軽に応募を集めることができます。ぜひ、ご活用ください。
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【チェックシート】多くの応募を集める会社は求人票に何を書いているのか?
本コラムでお伝えした内容に加えて、応募を集めるためのテクニックを記載しております。
ぜひ、チェックシートをダウンロードしていただき、自社の求人票作りにお役立てください。