成果を出すための 採用サイト制作の進め方

成果を出すための 採用サイト制作の進め方

採用サイトの制作は、非常に重要

採用を成功させるためには、これまで以上に自社の採用サイトが重要になってきました。求人媒体などとは異なり、自社の採用サイトこそが、その会社からの直接的かつ最新のメッセージを見られる唯一の場だからです。

手をつけるべきポイントは、この5つ

採用サイトを制作する上で、「何から手をつければいいのか」はとても気になることです。そこで、よくご質問を受けるポイントを、以下の5つにまとめてみました。

  1. 何を、どのように見せればいいのか
  2. いくらの費用がかかるのか
  3. どれくらいの期間がかかるのか
  4. どれくらいの手間がかかるのか
  5. 誰に頼めばよいのか

それでは、一つずつ見ていきましょう。

1.「何を、どのように見せるか?」――大事なのはコンテンツとデザイン

採用サイトで大事なのは、候補者に何を伝えるか、どのようなコンテンツを見せるのか。これが採用活動の成否に関わります。とはいえ、難しく考える必要はありません。採用サイトのコンテンツは、ゼロから考え出さねばならないものではなく、「候補者の求めている情報」を選択し、真摯に伝えさえすればよいからです。しかも候補者が知りたがっている、本質的に重要なことは、10程度の項目に過ぎません。

  1. 社員紹介
  2. 代表メッセージ
  3. 仕事内容
  4. オフィス紹介
  5. 理念・ビジョン
  6. 人事制度・研修制度・キャリアパス
  7. 社風
  8. 募集要項
  9. 事業内容
  10. よくある質問(FAQ)

コンテンツとしては、これらを考えていけばよいのです。
もっとも重要で、かつ効果を発揮するのが「社員紹介」です。候補者にとって、どんな人が働いているのか、どんなことを考えているのかは、入社後の自身の姿と重なるものです。こうなりたい、こんな風に働きたいと思ってもらえれば、あなたの会社が求める人材像とマッチした人といえるわけです。また、社員紹介を通じて伝えられることはたくさんあります。会社の理念やミッション、その仕事の意義ややりがい、どのように成長が可能で、どんな将来像を描けるのか。そうしたことも、実際の社員の姿を通じて伝えることで、よりリアリティーをもって候補者に考えてもらうことができるでしょう。

代表メッセージも重要です。これは、コーポレートサイトに掲載されているものとは別に、採用における考えや意識を、あなたの会社を検討しようとしている候補者に向けて、発信することが重要です。顧客や投資家向けのメッセージとは異なります。ぜひ社長に「これから一緒に働くかもしれない人に、メッセージをお願いします」といって引き出してみてください。

これら10項目を考える時に大事なことは(本当に大事なことなので何度でもお伝えしますが)、「候補者が何を求めているか」です。そして候補者にとって、どういう風に見せれば分かりやすく、本質的なことが伝わるかという視点をぜひ、採用サイトの制作においては貫いてください。これは必ずしも、候補者に迎合することではありません。候補者が知りたいことについて、会社のありのままを誠実に伝えさえすればよいのです。

「デザイン」についてはどうでしょうか。懲りすぎたり、そのせいで内容が分かりにくくなったりすれば本末転倒です。重要なのは、候補者が知りたい情報をコンテンツにして伝えることです。デザインは手段です。まさに、「デザインは機能に従う」という言葉があてはまります。デザイナーが腕を振るうべきは、華やかな見た目や凝ったギミックではなく、ユーザー体験のデザインです。他社とは異なる、あなたの会社ならではの個性を伝え、表現するのはあくまでも「コンテンツ」です。デザインはシンプルに、わかりやすく、が原則です。

2.「いくらの費用がかかる?」――相場は300万円超?! 4大費用の配分で工夫を

制作の方法によって異なりますが、今あなたの会社のコーポレートサイトを制作・運営している制作会社に依頼する場合の費用感としては、トータルで300万円前後が相場のようです。この費用は、大きく4つの項目から成ります。「構成」「デザイン」「コーディング」、そして「コンテンツ制作」です。

制作会社に依頼すると、最初の構成、デザイン、コーディングの費用が見積のメインでしょう。ですが、採用サイトにおいて本質的に候補者に伝えたいことというのは、「コンテンツ」です。

ですから、採用サイトを制作する際には、費用配分において、十分にコンテンツの企画と制作に費用を割ける設計になっているかどうかが重要です。過度に、構成やデザイン、コーディングの費用が高くなるような作り方をしてしまうと、採用サイトの制作費用はかさむ一方です。そうではなく、4大費用の中でも、本質的にもっとも大事なところである「コンテンツ制作」に、費用配分も重きを置くべきです。

そのためのやり方として、採用サイト専用の制作ツールを使うのも一つです。制作会社に依頼するほうが自由度は高いかもしれませんが、「構成」「デザイン」「コーディング」の雛形がある程度できていることから、コンテンツ制作に費用も集中させやすいメリットがあります。

3.「期間は?」――制作会社に頼むなら、約6ヵ月を想定

金額と並んで大事なのが、制作期間です。
サイト制作会社に依頼する場合には、一般的には6ヵ月ほどの制作期間を覚悟したほうがよいでしょう。

まず、あなたの会社における採用サイトの目的を明らかにする必要があります。どういう人に来てもらいたいかを定義づけるわけですが、その第一歩は、自社の本質を理解することであり、つまり、これが「採用ブランディング」のスタートであるといえます。

そして、サイトの「構成」を決めていきます。各ページの要素や機能、画面遷移の流れなどを決め、サイトの設計図を固めます。ナビゲーションやチャット機能をつけるかなども、ここに含まれます。構成の次は、サイトの「デザイン」です。どの色を使うか、ボタンは丸か四角か、フォントはどうするかといったデザイン的な要素、装飾、テイストなどを決めていきます。最後に、Webサイトとして動くように作りこんで実装していく「コーディング」というステップがあります。候補者のユーザー体験を損なわない、スムーズな動線が実現されねばなりません。動作のテストも行います。

また、サイトを物理的に立ち上げていく流れと並行して、候補者に伝えたいことを考え、用意していく「コンテンツ制作」も行っていきます。 こうしてやっとサイト公開となるわけですが、すべてを行うとおよそ半年ほどを要します。無理もありません。これらの「採用ブランディング」「構成」「デザイン」「コーディング」「コンテンツ制作」は1つ1つ社内外で調整をしていかねばならないのです。制作会社から提案を受け、社内で判断し、それをフィードバックして作業を進めてもらう・・・。その繰り返しとなるわけです。

それでも、採用のニーズやスケジュールを考えると、もっと早くに立ち上げたいという場合もあるでしょう。それなら、採用サイト専用の制作ツールを使うという手もあります。ある程度の雛形がすでにできているので、上記ステップのうち、「構成」「デザイン」「コーディング」の手間を省くことが可能です。時間の制限があったり、スピードを重視したい場合には、ゼロから制作会社に依頼するよりも、採用サイトの制作ツールを使うのが有効です。とにかく時間をかけてでも作りこみたい、動きのある完全にオリジナルでユニークな見た目にしたいという場合は制作会社に依頼するのがよいでしょう。

4.「手間は?」――各プロセスでかかる、提案→判断→フィードバック

これは、制作方法によります。「期間」のところでお伝えしたとおり、制作会社に依頼した場合には、「採用ブランディング」「構成」「デザイン」「コーディング」「コンテンツ制作」において、提案→判断→フィードバックというプロセスを繰り返していくことになります。

この中で、起点となる「採用ブランディング」や他社とのいちばんの差別化になる「コンテンツ制作」については、あなたの会社の側で主体的に動くこともできるかもしれませんが、そのほかの、特に「構成」「デザイン」というステップにおいては制作会社の提案を受け、その意図や目的を社内に伝えながら、会社としての意思決定を調整し、フィードバックして方向を固め、進行させていくことになります。こうした手間はかかるものの、その分、自由度高く、サイトを作りこんでいくことはできるでしょう。

もし、こうした手間を少しでも軽くしたり、省きたい場合には、採用サイト専用の制作ツールを利用するのも効果的です。社外(制作会社)とのコミュニケーションコストは最低限となり、負担にならずに済むでしょう。

5.「誰に頼むか?」――比較検討して、より良い選択を

まず考えられるのは、今あなたの会社のコーポレートサイトを制作・運用している制作会社に依頼することでしょう。担当部署に評判を確認するなどして、見積を取ってみてもよいかもしれません。

また、新たに制作会社を探すという選択肢も、もちろんあります。その際、採用サイトを専門に、あるいは特化して扱っているところを探せば、採用サイトならではの勘所を押さえた上でアドバイスがもらえ、より良いサイトが作れるかもしれません。そして、「期間」や「手間」を省力化、効率化できるやり方として触れた、採用サイト専用の制作ツールを調べてみるのもよいでしょう。最近は採用ブランドを高めることを前提として設計されたツールもありますので、選択肢を比較検討する上で、役立つかもしれません。


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