御社の採用サイトに、社員紹介ページはありますか?
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「求める人材から選ばれる採用」を成功させるためには、自社のことをよく知ってもらうことが第一歩です。そのためには、候補者となり得る人材が「実際に知りたいこと」について情報を提供する必要があります。
では、「実際に知りたいこと」とは何でしょうか。候補者は、事業内容や戦略、会社の概要に加えて、「どんな人たちがどんな理念や想いで事業をやっているか」に強い関心を持っています。もちろんこれらは、最終的には選考プロセスで出会った人たちから感じ取るものなのですが、応募前の段階、つまり、「この会社にアプローチしようかどうか」を考える段階においても、中の人の顔や考えが見えるようにすることは非常に有効です。
そこでぜひお勧めしたいのは、採用サイトに社員紹介のコーナーを設けることです。「何から手を付けようか」と迷われるかもしれませんが、この3つが決まればかなりスムースに進みますので大丈夫です。
- 誰に登場してもらうか
- 何を発信するか
- 見せ方をどうするか
以下で、ひとつずつ説明をします。
1. 誰に登場してもらうか
できれば複数名に登場してもらい、人材の幅や多様性も感じてもらえるとよいです。
- 若手エース社員(新卒生え抜き)
新卒の学生にとっては「等身大から少し上」のエース社員です。その仕事に意義を見出しており、会社の真ん中で次期リーダー候補として活躍しているような社員です。 - 転職で入社し、馴染み、活躍している社員
多様性の中に、転職組は不可欠です。この人選により、新卒か中途かで扱いに違いがなく、中途社員がフェアに活躍できる環境であることが伝わります。 - 女性社員
もはや女性活用といった切り口とは無関係に、ほとんどあらゆる職場で女性エースが必ずいると思われます。そういった女性エースの存在をぜひ見せたいところです。
2. 何を発信するか
まずはその人の経歴です。どういう経験を経て入社しているか、入社以来、どんな仕事をしてきたかを見せましょう。読み手に人物像をイメージさせ、感情移入をしてもらうために有効です。そして、「なぜ入社したのか」「いまどんな仕事をやっているか」「何がやりがいで、何が難しさか」「どのように成長してきたか」「この会社で気に入っているところは何か」といったことを書いてもらいましょう。
但し、「何でも自由に書いてください」とお願いすると、原稿が上がってくるまでにものすごく時間がかかります。これは経験上、間違いありません(笑)。そこで、以下のいずれかをお勧めします。
- A案 質問項目を対象者に渡しておいて、それに文章で答えてもらう。
- B案 新入社員など、社内でインタビュアーを決めて、対象者にヒアリングしてもらい、原稿を書いてもらう。
A案は、質問項目があるだけで随分書きやすくなります。B案は、研修に導入している会社もありますが、これはとてもうまいやり方だと思います。新入社員にとっては先輩社員と関係を深め、会社を良く知るきっかけになりますし、先輩社員も新人にヒアリングされるのは嫌な気持ちはしないようです。
3. 見せ方をどうするか
決して難しいものではありません。必要なのは2つ。文章と写真だけです。文章は既にお伝えをしましたので、あとは写真です。これはとても重要です。写真がいいと、載る人にとっても嬉しいものです。カメラマンに頼めればなおよいですが、社内でも十分にクオリティの高い写真を用意することができます。これについては、 採用サイトで企業の魅力を伝えるポイント ~写真編~もご覧ください。
いかがでしょうか。 社員紹介は「つくるのが大変そう」というイメージでなかなか踏み切らないことが多いようです。ところが、やってみると決してそんなことはなく、候補者にも社内にも、とても喜ばれます。社内から、「あの人は、こういう想いで仕事をしていたのですね。見直しました」といった声が上がることもあります。ぜひ皆さんの会社にもお勧めしたいと思います。
社員紹介ページをより簡単に制作するために、採用サイト制作ツール「iRec」をご利用されてみてはいかがでしょうか?難しい操作をしなくても原稿と写真があればページを制作することができます。
「iRec」の導入例
≫ 社会福祉法人せたがや樫の木会 様 社員紹介ページ
≫ ProFuture株式会社 様 社員紹介ページ