採用活動として求人広告を掲載したり、社員紹介を強化したり、さまざまな施策を実施されていると思います。その中でも今回フォーカスするのは「人材紹介会社の活用法」です。人材紹介紹介を味方につけて、採用活動をスムーズに進められるようになる3つのポイントをご紹介。人材紹介会社のポテンシャルを最大限に引き出して、採用活動を今よりもスムーズに進められるようにしておきませんか?
目次
採用担当者からよく聞くお悩み。あなたも当てはまりますか?
最近、企業の採用担当者からこんな声をよく伺います。
- 紹介会社からなかなか応募が上がってこないので、新規の紹介会社を増やそうと思います
- 応募は多いんですけど、的外れな紹介が多くて困っています
- 毎日面接しているんですが、なかなか内定まで至らないし、内定を出しても辞退されるし…
上記のような悩みは多くの採用担当者が抱えているようです。では、こうした悩みを解決するためには、どういう観点でチェックしたら良いのでしょうか?
採用活動でよく使われているチェックポイントは以下の4つです。
- 明確なペルソナ(求める人物像)を策定できているか?
- 面接官は統一された評価方法で評価できているか?
- 自社の魅力を適切に「採用市場」に発信できているか?
- 会食やオファー面談には適切な担当者をアサインできているか?
いかがですか? ひとつでも「NO」があるようでしたら、採用活動を見直しておいた方が良いかもしれません。ですが、これらのチェックポイントを、全て自分たちだけでクリアしようと思うと、なかなか難しいことですね。そんなときこそ、人材紹介会社を味方につけることで、採用活動をさらに効率的、効果的に変えられます。以下では、人材紹介会社を上手く巻き込みながら、採用活動の課題を解決できるポイントをご紹介しています。
1.ペルソナ(求める人物像)の策定に紹介会社を巻き込む
採用企業は、自らの企業の「事業課題」や「組織課題」について、当然ながら把握されていることと思います。しかしながら、そうした事業課題から企業にとって必要な人物像を策定するのは、なかなか難しいことです。
また、採用について、「他社の成功事例・失敗事例」といったケースにふれる機会も少なく、自信をもって進めることができない状況であったり、刻々と変化する「採用市場」の動向もキャッチアップしながら、1日あたり数百名のレジュメを見たり、毎日のように面接をしたり、体系化・効率化すること自体にパワーを割けない状況かもしれません。
こういうときこそ、「人材紹介会社の頭脳」を上手に使うことをおすすめします。人材紹介会社では、多くの企業の採用課題に向き合い、多くの転職希望者の生の声を聞いています。この採用市場における“因果律”を使わない手はありません。 まずは人材紹介会社に事業課題や組織課題をぶつけ、人材紹介会社が持っている因果律と掛け合わせ、具体的なペルソナを策定していくことをおすすめします。当初は思いつかなかったような人物像が浮かび上がることもあり、事業発展の一助となるでしょう。
2.人材紹介会社に採用市場における“広告塔”になってもらう
コーポレートブランディングと採用ブランディングは別物です。採用市場における自社のポジションニングを正しく把握し、ターゲットに届けることができていますか?
採用力を向上させるためには、自社独自の強みや魅力を言語化して、採用市場にプロモーションすることが欠かせません。これは、求人広告にお金を掛けることやSEOに躍起になるということではなく、「人材紹介会社に自社のファンになってもらうこと」で解決できます。
繰り返しますが、人材紹介会社は、毎日多くの転職希望者と会っています。その転職希望者の目の前には、数十枚の求人票が置かれています。その環境下で、自社のことを優先的に熱を持って魅力的に語ってくれる“パートナー”を持つことが、有効であることは言うまでもありません。その話を聞いた転職希望者は、自身だけでなく知人にも伝え、口コミが拡がっていき、企業認知の拡大も期待できます。人材紹介会社が自社のファンになるためには、「パートナーとして付き合う」「早いレスポンスを心がける」「自社の魅力に共感してもらう」の3つです。今一度見直されてみてはいかがでしょうか?
3.選考プロセスについて指摘をもらう
残念なことに、「うちは、こういうプロセスだから」と開き直る採用企業も多くあります。ときには、「今のプロセスがベストなのか?」とじっくり振り返る時間を確保しても良いのではないでしょうか?人材紹介会社は、採用企業からのフィードバックはもちろんのこと、転職希望者からの企業に対するフィードバック情報が集まっています。
ネガティブな情報をピックアップすると、「面接官の態度が悪く、志望度が下がった」 「面接官から自社へのネガティブな発言があり、一緒に働きたいと思えなかった」「1週間も結果連絡がこないので、既に内定が出ているA社に決めることにした」 など。
こうした転職希望者の本音をもとにして、御社のプロセス改善に繋げることは可能です。人材紹介会社を“パートナー”として付き合うと、こうした課題の抽出から問題解決の方向性まで、建設な議論に発展していきます。もちろん、人材紹介会社によって得意領域が異なりますので、うまく「使い分け」をしていきましょう。
ベンチャー・スタートアップ企業を中心に、採用活動を支援し続けてきたプロコミットキャリアが自身で語る「エージェントの効果的な活かし方」をeBOOKでまとめています。無料でご覧いただけますので、ぜひ以下からダウンロードされてみてはいかがでしょうか。ここで記載している内容よりさらに詳しいポイントが掲載されています。