採用サイトは”最初から意向の高い求職者”と出会うための武器
株式会社盛光(以下、盛光)は、創業90年を超える建築板金機械、工具の販売会社です。この先100年、200年と会社を持続発展させるための採用活動の一環として、この度iRecを導入し、採用サイトを制作されました。今回は、同社で人事採用担当を務める田村 美海様にお話をお伺いしました。
まず最初に、採用サイトの制作を検討されていた当時の課題感や背景をお伺いできればと思います。
田村さん:背景としましては、“本当に採用に苦戦していた”というのが、一番大きいです。
現在、社員の平均年齢が40代半ばとなっており、今後も安定的な売り上げの確保・お客様への価値提供をしていくためにも、若手を採用し育てていく必要があると感じていました。コーポレートサイトに求人を掲載したり、求人広告を使ったりしていたのですが、マッチする人からの応募が少なく、応募が来ても辞退されてしまうことが多々ありました。
板金業界という業界柄、特に若手の求職者の方々は「そもそも板金って何?」という疑問から始まります。そこをうまく伝えられていない、伝わってもそれを「いいな」と思ってもらえないという課題感がありましたので、しっかりと魅力を訴求していける採用サイトの制作について検討を始めました。
そうだったんですね。では、採用サイトを作るまでは「応募者の意向を上げる」「応募者へ魅力を伝える」というのはどのようにされていたのですか?
田村さん:ほとんどできておらず、広告会社さんに任せっきりという状態でした。面接に来ていただいたとしても、応募者の意向を上げるために「なぜ入ってほしいのか」「あなただからこそ入ってほしい」というところを伝えられる社員も少なく、属人的な採用活動になってしまっていたんですよね。
なるほど。そういった背景を経て、採用サイトを作ろうと思い始めたのはいつぐらいからでしたか?
田村さん:今年に入ってからようやくという感じです。当社は家族経営の会社で、現社長の息子である主人が会社を継ぐ準備をしているところなのですが、主人は元々IT系の会社に勤めており、私自身も人材会社とIT系の会社経験があったので、採用に関してITの力を借りてDX化を進めていきたいという話をずっとしてはいました。
ただ、古い歴史ある会社ということもあり、なかなか抵抗もありまして…。社内的にも「ハローワークに出しておけば来るでしょ」という考えがあり、そこに対して採用に関する難易度を伝え、認識を変えていくところから始める必要がありました。
採用自体はハローワークに出しておくだけでできるかもしれないけど、マッチするかどうかまで考えると、自分たちから働きかけないといけないんですよね。社内でそこの理解を進めていくのにだいぶ時間を要しましたが、当時ちょうど離職者が増えてしまっていて、採用に対する危機感を持ち始めていた時期だったので、ここでアクセル全開でいかないとタイミングを逃してしまうなと思い、半ば強引に進めていきました(笑)
そうだったんですね!採用サイト制作の依頼先を検討する際に、重視していたポイントはありますか?
田村さん:そうですね、サービスの検討時には「スピード感」を重視していました。先程はお伝えした通り、離職者が続いてしまった時期だったので、新しい人を入れるために求人広告会社さんに既に依頼をしていたんです。採用サイトも、できればそちらのスタートに合わせていきたいと考えていたので「スピード感」を重視していました。「コスト面」「使いやすさ」も同時に検討基準に入れていました。
その上でiRecをご導入いただいたということは、iRecのスピード感やコスト・使いやすさとのバランスがちょうどよかったということでしょうか?
田村さん:はい、打ち合わせの際も「一番最短でやらせてもらいます!」とご説明いただけて、これは信頼できるなと。他の制作会社さんだと最低3か月かかるところ、iRecは6月末に契約してお盆には公開、というスケジュールを現実的に提示していただいて安心感がありました。実際、ほぼスケジュール通りでしたね。
コストの面も、SaaS系のツールということもあり、イニシャルコストが大分抑えられたので、導入しやすかったです。他の制作会社さんだとだいたい3桁くらいかかってしまうので、それに比べてiRecは導入障壁が低かったです。
あとは、使いやすさについても、デモンストレーションを見せていただけたのでわかりやすかったですね。ちょっとした内容の変更を制作会社さんに依頼せず、自分たちでコントロールできるというのが魅力的でした。時代とともに採用の内容やターゲットも変わってくると思いますので、さっと調整できるのは非常に便利です。
ありがとうございます!では、実際に完成したサイトをご覧になってのご感想をお教えいただけますか?
田村さん:他社さんの制作事例も見せていただいていて、だいたいのイメージはしていたのですが、それ以上の出来上がりでした。社員インタビューに使われている写真も、「さすがプロ!」という感じの自然な表情を撮っていただけて良かったです。
インタビューについては、事前に打ち合わせやヒアリングシートでのやり取りをさせていただいてたので、目的の言語化ができていたのが良かったですね。3名分の社員インタビューを掲載していますが、それぞれ訴求するポイントが異なってくると考えていたので、そういった前段階の準備によって、最大限の魅力を引き出していただけたのかなと感じます。
そう言っていただけてとてもうれしいです!
完成して4カ月ほど使っていただいていると思いますが、ご満足いただけているポイントはございますか?
田村さん:まずは結果にコミットしていただいたことですね。およそ4カ月ちょっとで実は6名の採用ができていて、まだまだ応募も来ています。30名程度の会社なのでこの短期間で6人採用できたのはちょっと異例すぎる、というかびっくりですね。一部、既に求人募集を止めているポジションもあります。
応募者の方は100%「採用サイトを見て応募しました」と言っていただけています。求人票→採用サイトというステップが踏めているので、面接段階で意向の高い状態で応募者とお会いできている実感があります。
これまでの私の経験上、選考フローの最終フェーズで意向を上げようと思っても、例えばその時点で「第3志望です」という方に入社してもらうのはなかなか難しく、やはりもっと前の段階から意向を上げて、できれば「第1志望で、御社に入りたい」という状態にしておく必要があるんですよね。そのための武器として採用サイトがあるというのはありがたいです。
使いやすさの面でも満足度が高いです。契約前からいいなと思っていた部分ですが、自分たちが思うように、募集要項や新たな記事をすぐに掲載できるというのは、実際に使ってみて改めて便利だと感じています。
ご満足いただけているようで安心いたしました!
最後に今後に関して、こういうコンテンツを増やしていきたいなどの展望をお伺いできればと思います。
田村さん:いくつかあるんですけど、まず一番やりたいのが取引先のお客様や販売先のお客様のインタビュー記事を掲載してみたいなと思っています。お客様から引き出せる当社に対する満足度や雰囲気はまさに“生の声”だと思うので、それを載せることでよりリアルに当社をイメージしてもらえるかなと。また、入社後こういったお客さんたちと接していくんだ!と求職者さんにとって働くイメージも持ってもらいやすいのかなと考えています。
また、新卒採用を始めるので、よくある「数字で見る」ページですね。勤続年数や残業時間などをわかりやすく数値化したコンテンツがあるといいなとか、若い方へのアプローチとしてSNSにつなげていくというのも検討したいなと思っている段階です。
ありがとうございます!
今後もさらにiRecをご活用いただけるよう弊社としてもサポートさせていただきます。
引き続きiRecをどうぞよろしくお願いいたします。