「本当に伝えたいこと」を求職者へ届ける採用サイトへ
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株式会社南日本造船は、国内外向けのタンカーやばら積み船など多様な各種商船を高い技術で建造している企業です。今回は、ご担当者様に採用サイト制作の検討を始めた経緯やiRec導入後の効果についてお話をお伺いしました。
導入前の採用活動について教えてください
ご担当者様:これまで当社への応募窓口としては大手ナビサイト一本に絞っていました。企業公式ページでも採用情報のページは開設していたのですが、求人情報や業務内容の掲載のみに留まっており、十分に活用できていない状況でした。以前から、自社で応募管理ができるようなサイトを構築したいという思いはありましたが、なかなか実現には至っていませんでした。
あらゆる媒体での求人も行いましたが、掲載費用が高額になることが多く、広告効果が薄いと感じることもありました。特に、採用活動が長期化することが多く、希望する人物像の方と実際に応募してくださる方との間にズレが生じてしまうことが頻繁にあったんです。結局のところ、求職者に対して当社の強みや特徴をしっかりと伝えられていないと感じることが多く、もどかしさを感じていました。
なるほど、ナビサイトだけでは自社の魅力を十分に伝えきれていないという課題があったのですね。掲載フォーマットの制約や費用面での負担も大きかったと思います。多くの企業様が同じような悩みを抱えていらっしゃいますが、御社ではそうした限界を感じられていたのですね。
ご担当者様:はい。ナビサイトでは掲載できる情報に限りがありますし、決められたフォーマットの中でしか企業のアピールができないという制約がありました。どの企業も同じような見せ方になってしまい、当社ならではの魅力を十分に伝えきれていないのではないかという課題感がありました。
現状分析を行った際、どのような気づきがありましたか?
ご担当者様: 現状分析の過程では、当社が発信している採用情報と、求職者が知りたい情報にギャップがあることに気づきました。私たちは会社概要や業務内容の説明に重点を置いていましたが、求職者は実際の働く環境や成長機会、チームの雰囲気などをより重視していることが判明したんです。
また、社内でも部署によって求める人材像が異なることが明確になり、それぞれのポジションに応じた採用戦略の必要性を強く感じました。この分析により、採用活動の方向性を根本から見直すきっかけを得ることができました。ナビサイトでは、企業として学生に本当に伝えたいことを伝えられていないのではないか、という気づきもありました。
ターゲット像を言語化する過程では、どのような発見がありましたか?
ご担当者様:企業として求める人物像はあっても、それを学生に対して明示できていないということに気づきました。これまで感覚的に「こんな人がほしい」と思っていたことを具体的に整理することで、技術力だけでなく、当社の企業文化にマッチするコミュニケーション能力や価値観の重要性が明確になりました。
特に印象的だったのは、現在活躍している社員の特徴を分析することで、成功パターンを発見できたことです。例えば、技術的なスキルは入社後に伸ばすことができても、チームワークを大切にする姿勢やコミュニケーション能力は、入社時点である程度備わっている必要があるということが分かりました。
素晴らしい発見ですね。感覚的に持っていた採用基準を言語化することで、社内での共通認識が生まれますし、何より求職者に対して明確なメッセージを発信できるようになります。既存社員の成功パターンを分析されたというのも、非常に効果的なアプローチだと思います。採用基準が明確になったことで、面接や選考の場面でも変化がありましたか?
はい。現状分析を行う中では、採用基準を改めて考えることで、面接時の質問内容や判断軸の見直しの必要性に気付くことができました。これらは今後の選考試験に活用していきたいですね。また、求める人物像が明確になったことで、採用サイトで発信すべきメッセージも自然と定まってきました。
iRecのどの機能に特に満足されていますか?
ご担当者様: 更新の自由さ、簡単さについては担当として大変満足しています。ご担当者様から事前にレクチャーをしていただけますし、サイト公開後も質問させていただける体制が整っていますので、安心して運用することができています。採用サイトに載せる情報は常に変わりますが、iRecでは誰でも簡単に更新できるので、これが非常に助かっています。
求人情報の更新はもちろんですが、社内のイベント情報や社員インタビューなども気軽に追加・編集できる点が便利です。特にインタビュー記事や社内の雰囲気を伝えるページを頻繁に更新することが多いので、これが大きなメリットになっています。
導入後、どのような効果を実感されていますか?
ご担当者様: サイトのエントリーフォームから数件のエントリーをいただき、直接学生とコミュニケーションを取ることができました。このサイトを開設していなければ出会えなかった学生にも出会うことができ、期待以上の効果を実感しています。
特に嬉しかったのは、学生と話す中で「採用サイトに掲載されている社員インタビューを読んで、御社で働きたいと思いました」という言葉をいただいたことです。自社の文化や働き方を知った上で応募してくれているという実感が湧きましたし、それが採用に結びついたと感じています。また、採用活動にかける手間が大幅に減ったことも嬉しいポイントです。
iRecを活用して今後やっていきたいことはありますか?
ご担当者様:現在は新卒学生に向けたサイト構成となっていますが、今後はキャリア採用などに向けた内容の構築、また各種コンテンツの作成にも力を入れていきたいと思います。採用サイトをもっとインタラクティブなものにしていきたいと考えており、例えば、社員インタビュー動画や社内イベントの様子をもっと積極的に掲載し、求職者に会社の雰囲気や文化をリアルに伝えられるようにしたいです。
また、求職者との双方向のコミュニケーションを促進できるような仕組み、例えば応募者が質問できるフォームやチャット機能を導入することで、より積極的な応募を促したいと考えています。iRecを使ってさらに充実させたいのは、コンテンツの柔軟な更新です。採用活動はタイムリーな情報を求められるため、採用サイトを定期的に更新し、新しい情報を発信していくことで、常に新鮮な印象を求職者に与え続けたいです。
貴重なお話をありがとうございました!今後もさらにiRecをご活用いただけるよう弊社としてもサポートさせていただきます。引き続きiRecをどうぞよろしくお願いいたします。

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